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 北海道と札幌市は31日、新型コロナウイルスに新たに15人が感染した、と発表した。1日あたりの新規感染者数は7月としては最多で、道内での感染者数は延べ1428人となった。道は8~9月を「新北海道スタイル集中対策期間」と位置づけ、接待を伴う飲食店などを個別に訪問し、感染防止策の徹底を呼びかけることを決めた。

 31日の新規感染者15人のうち感染経路が不明の人は9人。年齢非公表をのぞく10人のうち8人が30代以下だった。道の分析では、30日までの1週間に道内で新規感染が判明した人の約9割が30代以下だった。

 鈴木直道知事は31日の会見で、「全国的に感染が拡大している中で、軽症の若者が夏休みやお盆の帰省で活発に動くことで感染リスクが高まるおそれがある」として、集中的に感染拡大防止策を実施する必要性を強調した。

 集中対策期間の8月上旬には、道と札幌市の職員がススキノ地区のキャバクラやホストクラブなど接待を伴う飲食店約500軒を1軒ずつ訪問する。手洗いの徹底など感染リスクを下げるための生活様式「新北海道スタイル」を実践するよう呼びかけたり、実践が確認された店には安心して利用できる目安となるステッカーを配ったりする。各地域の商工団体と連携し、全道の飲食店など8千軒についても同様の取り組みをする。

 鈴木知事は「感染の再拡大を極力押さえていくためにはまさに今が正念場。急激な感染拡大は何としても避けなければならない」と述べた。道民に向けては、首都圏など感染が急増している地域へ出かけることについて、計画の中止も含めた「慎重な判断」を求めた。(斎藤徹、芳垣文子)