拡大する写真・図版ヨシックスの吉岡昌成会長=河合真人撮影

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 新型コロナウイルスの感染拡大で、休業に追い込まれた飲食業界。再開後も売り上げはなかなか元に戻らず収益が悪化している。一変した消費にどう対応するのか。「や台ずし」や低価格均一の「ニパチ」など、1代で全国チェーンの居酒屋を築いたヨシックス(名古屋市)の会長に、展望を聞いた。

 ――4月は、時間短縮しながら営業を続ける居酒屋チェーンもある一方で、ヨシックスは全店休業にしましたね。

 「売り上げが良く、休業させたくない店もありました。しかし、未知のウイルスということで、何が起きるか分かりません。店を開けていれば、従業員が感染するリスクもあります。また、当社が早くに休んだら、他店も休むだろうという意識もありました」

 「休業する前に、万が一の場合に備えて、銀行から借り入れの確約をとりました。売り上げがゼロでも、2年間は潰れず、資金繰りができるように備えました。ただ、そうはいっても、こんなに根強いウイルスとは思わなかった。当初は1カ月以内には収束できると考えていました」

 ――これまでのショックと比べて影響はどうですか。

 「リーマン・ショックのときは、経済はガタガタになり、不景気になりましたが、店を休む必要はありませんでした。当社の店は低価格が強みで、普段は別の店で5千円ほど使うお客さんが、うちで3千円使ってもらえました。ですが、コロナは休業するしかないため、しんどいです」

 「私のモットーは『つぶさない経営』です。地震などの災害に備えて、あえて店を全国に分散させることで、地域リスクヘッジも徹底してきましたが、全店休業になってしまいました」

ヨシックス 本社・名古屋市。すし居酒屋「や台ずし」や低価格均一居酒屋「ニパチ」など約340店を27都府県で展開。飲食店運営とともに、店舗の建築も手がける。2016年に東証1部上場。20年3月期の売上高は187億円。従業員数はパートアルバイトも含めて約4千人。

 ――5月8日から店を順次再開させました。

 「一斉に再開して何かあったら…

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