【ノーカット動画】国際平和シンポジウム2020「核兵器廃絶への道」
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 世界の終わりまで、あと100秒――。広島、長崎への原爆投下から75年となる今年、核戦争の危機などを考慮し、地球滅亡までの時間を示す「終末時計」は、過去最悪の時を刻みました。核兵器による大惨事が起こる可能性が、米ソ冷戦期と比べても深刻化しているからです。核廃絶への決意を再確認する機会となるはずの核不拡散条約(NPT)再検討会議も、新型コロナウイルス感染拡大で延期されたままです。

 こうした中、朝日新聞は8月1日午前10時から、長崎市、長崎平和推進協会とともに、国際平和シンポジウム2020「核兵器廃絶への道」を開催し、ライブ配信します。被爆75年を迎える「人類最後の被爆地」長崎と米国をオンラインで結び、今なすべきことは何かを考えます。合言葉は「世界の危機に、歩みを止めない」です。

 午前の部は、ミハイル・ゴルバチョフ元ソ連大統領(89)の特別メッセージ(動画)から始まります。ゴルバチョフ氏は米ソ冷戦期に大幅な核軍縮を実現し、1991年、核超大国の指導者として初めて被爆地、長崎を訪問しました。かつて米ソの指導者が「核戦争に勝者はいない」と確認したことを振り返りつつ、核兵器のない世界に向けた動きを再始動させるべきだと訴えます。

 続いて米国防長官のウィリアム・ペリー氏(92)が「世界の終わりまで、100秒!」と題して基調講演します。かつて米政府の中枢で核戦力の強化に尽力したペリー氏は、第一線を退いた後の2007年、「核なき世界を」と題した意見論文を共同発表。ノーベル平和賞を授賞したオバマ前大統領の理論的支柱となった四賢人の一人です。「核戦争の瀬戸際」に立ち会った経験を踏まえつつ、核のリスクを大幅に減らす実行可能な方策があると提言します。

 パネル討論では、ペリー氏の提言を受け、元外務次官の薮中三十二さんが「日本を取り巻く安全保障と核問題」をテーマにスピーチ。「終末時計」を毎年公表している米科学誌「原子力科学者会報」最高経営責任者のレイチェル・ブロンソン氏、日本や南アジアの核軍縮に詳しい向和歌奈・亜細亜大講師が議論に加わります。

 午後の部では、「戦後100年まで続く平和活動をつくる」をテーマに、被爆地出身の若者ら4人がディスカッションします。被爆者ら戦争体験者が少なくなる時代に向けて、次世代は今何をすべきか、これから何ができるかを探ることが主題です。

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 プログラム(8月1日午前10時スタート)

 ◆田上富久・長崎市長のあいさつ、松井一実・広島市長のメッセージ

 午前10時10分ごろ

 ◆ミハイル・ゴルバチョフ元ソ連大統領の特別メッセージ(動画)

 午前10時17分ごろ

 ◆基調講演/ウィリアム・ペリー元米国防長官

 ◆パネル討論/ペリー氏▽レイチェル・ブロンソン米科学誌「原子力科学者会報」CEO▽薮中三十二・元外務次官▽向和歌奈・亜細亜大講師

 午後12時半ごろ

 ◆休憩

 午後1時半ごろ

 ◆特別企画「戦後100年まで続く平和活動をつくる」/林田光弘さん(ヒバクシャ国際署名事務局キャンペーンリーダー)▽岡山史興さん(ウェブメディア「70Seeds」編集長) ▽田中美穂さん「核政策を知りたい広島若者有権者の会(カクワカ広島)」共同代表▽光岡華子さん(学生団体「ピース・キャラバン隊」前代表)

 午後2時50分ごろ

 ◆閉会