[PR]

 新型コロナウイルスによる死者数が欧州最多の4万3千人超の英国で、医療従事者として働く東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会の候補選手がいる。2021年夏の舞台に立つ日を夢見ながら、ウイルスに苦しむ患者に寄り添ってきた。

 暑い日が増えてきたロンドン。北部の病院で働いているのが、キム・デイベル(27)だ。生まれつき片側の胸筋を欠き、手の発育異常がある「ポーランド症候群」を抱えるパラリンピック卓球男子(クラス10=立位)の選手で、世界ランキング14位(4月1日現在)。英国代表として12年ロンドン、16年リオデジャネイロ・パラリンピックに出場している。

 3月下旬、目標だった東京大会の延期が決まった。ショックだったが、引きずる暇はなかった。ウイルスは国内で瞬く間に広がり、医療現場は混乱していた。18年から研修医として週の半分は働いていたため、「助けを求める人がいるのに何もできないのなら、医者を目指した意味がない」。代表入りを目指す練習は休止。国民保健サービス(NHS)を手伝うことを決めた。

 フルタイムとして大体1日10…

この記事は会員記事会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。

こちらは無料会員が読める会員記事会員記事です。月5本までお読みいただけます。

こちらは無料会員が読める会員記事会員記事です。月5本までお読みいただけます。

この記事は会員記事会員記事です。

980円で月300本まで2種類の会員記事を読めるシンプルコースのお申し込みはこちら