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アプリが救ったクルーズ船集団感染 兆候の把握に期待

有料会員記事新型コロナウイルス

小川直樹
写真・図版
アプリについて説明する山藤栄一郎助教=2020年6月4日午前11時9分、長崎市坂本1丁目、小川直樹撮影
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 600人超の乗員に対し、船医は1人――。長崎市に停泊中、新型コロナウイルスの集団感染が起きたクルーズ船内で、乗員の健康状態把握に役立ったのは独自開発されたアプリだった。高齢者施設で活用する計画も動き出している。

 4月下旬、乗員623人が乗船していた大型客船コスタ・アトランチカ(イタリア船籍)で集団感染が発生。陽性者が次々と判明し、149人に達した。乗員同士の接触による感染を防ぐため、船内では全員を個室に移した。

 課題になったのが、陰性の人も含む大人数の乗員の健康管理。国籍は数十カ国に及び、言語や持病などのデータも分からなかった。船にはイタリア人の船医が1人。体温計も五つほどしかなかったといい、1日2回の検温結果すらリアルタイムにつかめない。

 厚生労働省クラスター対策…

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