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 木村一基王位(47)に藤井聡太七段(17)が挑戦する第61期王位戦七番勝負が1日、愛知県豊橋市で開幕した。藤井が初タイトルを獲得するかどうかに注目が集まる一方、昨年、史上最年長で初タイトルを獲得した木村の戦いぶりにも熱い視線が注がれている。親子ほど年の離れた2人が激突する異例の勝負の行方は――。

拡大する写真・図版王位戦第1局の開始前、駒を並べる木村一基王位(手前右)と藤井聡太七段(同左)=2020年7月1日、愛知県豊橋市(日本将棋連盟提供)

 第1局は1日午前9時に始まった。藤井の得意戦法である「角換わり腰掛け銀」を木村が受けて立ち、早くも双方の研究がぶつかり合う戦いが繰り広げられている。

 木村は昨年、王位を保持していた豊島将之名人・竜王(30)から、4勝3敗でタイトルを奪取した。46歳3カ月での初タイトル獲得は史上最年長記録。木村は対局後の取材で「家族への思い」を問われ、涙を流した。

 木村は、大盤解説などで見せる軽妙な語り口に定評がある人気棋士だ。その一方、6回連続でタイトル戦敗退を喫するなど、苦労人としても知られてきた。「年齢的に最後かもしれない」と覚悟を決めて臨んだ大勝負。心の支えになったのはファンの声援だったという。

拡大する写真・図版王位戦第1局で2手目△8四歩を指す木村一基王位(日本将棋連盟提供)

 昨年12月に都内で開かれた王位就位式で、あいさつに立った木村は「(ファンが集まる)前夜祭の際、応援していただく方が大変多いということに気がついた。ツイッターとかSNSでも応援の声が届いた」と振り返った。一方で、「一度は取らせてやりたいという声もありました。今後はどうか、わかりませんけど」とジョークを飛ばして笑いを取ることも忘れなかった。

 木村の悲願達成は、他の棋士たちにとっても特別な出来事だった。

 就位式には例年以上に多くの棋…

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