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 東京・銀座で無許可のままタクシー事業を営む「白タク」をしていた運転手にみかじめ料を要求したとして、東京都公安委員会は暴力団対策法に基づき、指定暴力団住吉会系組幹部の男(53)に再発防止命令を出した。警視庁が1日発表した。同庁は、暴力団が資金源を確保するため、深夜営業の飲食店や風俗店にとどまらず手を広げているとみて警戒を強めている。

 組織犯罪対策3課によると、命令の理由となった行為は昨年6月、都内に住む白タク運転手の50代男性にみかじめ料を要求したというもの。組幹部は2012年ごろから、この運転手をとりまとめ役に銀座の白タク運転手数人から月計約5万円を徴収していたという。違法営業のためトラブルがあっても警察に相談しづらいことにつけ込み、その防止や解決名目で取り立てていた、と警視庁はみている。

 同庁は昨年11月、銀座で白タクをしたとして70~80代の男3人を道路運送法違反の疑いで逮捕。その後の捜査でみかじめ料の支払いが判明した。付近で約10人が白タクをしていることも確認されたという。