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 死者・行方不明者が42人にのぼった2017年7月の九州北部豪雨。この時に、普段なら出ないような力を出し、障害のある孫の命を救った女性がいる。濁流に流されても耐え、孫を抱えて移動し一晩中泥水と格闘した。被災からまもなく3年。全壊判定を受けた自宅のすぐそばで先月から、また暮らし始めた。

 福岡県朝倉市杷木寒水(はきそうず)。被災前まで寒水川のほとりに立っていた神社の敷地内に、梶原征子(まさこ)さん(81)の新しい家はある。平屋の2LDK。宮司を務める息子夫婦と3人で暮らす。拝殿などは倒壊し、鳥居やこま犬、灯籠(とうろう)だけが残った。築約200年と伝わる元の自宅の白壁には今も、身長145センチの梶原さんの頭より高い場所に泥の跡が残る。

 17年7月5日、梶原さんは孫3人を含む7人暮らしだった。雨脚が激しくなった夕方から孫の綾乃さん(30)と2人で自宅にいた。先天的な障害で寝返りや食事にも介助が必要な綾乃さんを居間の布団に寝かせ、水の勢いが増す川を気にしながら、川沿いの軒先に干していた洗濯物を勝手口から取り込んでいた。

 突然、泥水の塊が家の壁沿いに…

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