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 米電気自動車(EV)最大手のテスラ社の時価総額が1日、トヨタ自動車を超え、世界一になった。米欧メディアは「テスラのトヨタ超え」を速報で大きく報じており、自動車業界の構造の変化を印象づけるものだ。

 テスラの時価総額は1日、約2070億ドル(約22兆2400億円)に上り、トヨタの1日終値ベースでの時価総額(21兆7185億円)を上回った。米欧メディアは相次いで、「テスラがトヨタを超え、世界で最も価値ある自動車メーカーになった」(英フィナンシャル・タイムズ紙)などと伝えた。

 テスラ株は1日の取引中に史上最高値を更新し、一時、1135ドルに達した。年初には430ドルだった株価はすでに2・5倍以上になっている。

 テスラは2019年の引き渡し台数が約36万7500台で、同年に世界で1074万台を販売したトヨタと比べると、まだ約30分の1でしかない。ただ、世界でEV化が進むなか、テスラは次世代の自動車業界を担う存在として投資家の注目を集め、株価の急伸が続いている。一方、トヨタはコロナ禍で株価を落としており、「時価総額、世界一の自動車メーカー」の座が交代することになった。(サンフランシスコ=尾形聡彦)