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 名古屋市中区の路上で昨年1月、歩いていた40代の男性に自転車が衝突してけがをさせる事故があり、名古屋区検が、自転車に乗っていたパート従業員の女性(68)をいったん不起訴にした後、過失傷害罪で略式起訴していたことがわかった。名古屋地検は「事情変更で起訴する場合もある」と説明している。

 事故は昨年1月5日、中区栄3丁目の路上で午後3時ごろに発生。男性は足の骨が折れる重傷を負った。県警は昨年4月、重過失傷害容疑で女性を名古屋区検に書類送検。区検は12月に不起訴処分にした。嫌疑不十分だったとみられる。男性側は同月、検察審査会に不服を申し立てた。

 区検はその後、再捜査を経て、過失傷害罪で今年4月9日付で略式起訴。名古屋簡裁は同月10日付で女性に罰金20万円の略式命令を出した。

 略式起訴を受け、審査会は今年6月25日に審議を打ち切った。名古屋地検の築雅子次席検事は「一般的に、不起訴処理後、事情変更により起訴される場合もある」とコメントした。(大野晴香)