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それぞれの最終楽章・ペットとともに(1)

特別養護老人ホーム施設長 若山三千彦さん

 私は、神奈川県横須賀市でペットと入居ができる特別養護老人ホーム「さくらの里山科(やましな)」を2012年から運営しています。犬10匹、猫9匹が、約40人の入居者と住んでいます。入居者が連れてくる以外に、殺処分されそうな犬や猫を引き取っています。大好きなペットと一緒に最期まで――。そんな思いを支えるために、「山科」を立ち上げました。本シリーズでは、ペットとお年寄りの物語をお伝えしていきます。

 初回は、愛犬チロと入居してきた山口宜泰(よしひろ)さん(享年82)のケースです。15年夏に末期の咽頭(いんとう)がんがわかり、医師から「余命6カ月」の宣告を受けます。穏やかにチロと一緒に暮らせる介護施設はないか。長女の泰子(ひろこ)さんがいろいろ探し、うちの施設を見つけました。

 通常、余命が限られた新規入居希望者は受けつけていません。でも山口さんの場合は、チロと同伴入居希望なので、ほかに行くところはありません。施設の会議で、全員一致で引き受けることを決めました。

 15年11月に山口さんは入居…

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