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 ソフトバンクの機密情報を元社員が不正取得したとされる事件で、東京地検は2日、情報の取得をそそのかしたとして不正競争防止法違反教唆の疑いで書類送検されていた元外交官で在日ロシア通商代表部のアントン・カリニン元代表代理(52)を、不起訴処分にした。元代表代理は今年2月に出国しており、地検は「再入国の見込みがないことなどを総合的に考慮した」と説明している。容疑は認められるが、裁判が開けないため、起訴猶予にしたとみられる。

 元代表代理は東京都内で2018年11月、元社員の荒木豊被告(48)=公判中=に機密情報の入手を要求するなど情報取得をそそのかしたとして警視庁に書類送検されていた。