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 香川県水産試験場が6月下旬までの1カ月以上、誤った海水温のデータをホームページ(HP)や報道機関に公表していた。期間中、平均で約0・5度高くなっていたという。

 試験場によると、誤っていたのは5月19日~6月25日の東かがわ市・引田湾の海水温。各日午前9時の観測値としていたものが、実際はその前日午後9時の値だった。最大で実際より2度高い値を公表していた。

 試験場は環境調査のため、県内3カ所の海域に浮かべたブイで海水温を測定。漁業にも役立ててもらおうと、HPに掲載し、新聞社やテレビ局にメールを送っている。

 6月26日、漁業者から試験場への指摘で発覚。水温は正常に観測できていたが、12時間前の値を公表していた原因は調査中という。向井龍男・場長は「情報公開している責任があり、トラブルは遺憾」とした上で、「漁業者はよく気づかれた」と感心していた。(大野正智)