[PR]

 さいたま市の清水勇人市長は2日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大のため、今年3~5月の開催から延期していた「さいたま国際芸術祭」を中止すると発表した。「密」を防ぐのが難しく、追加費用として約5千万~6千万円かかることなどが理由。一方、同様の国際芸術祭を計画する自治体には、開催したり、延期したりするところもある。

 清水市長は会見で、芸術祭は市民参加型で、市民・来場者とアーティストの交流が前提の作品が約4割を占めると説明。密が避けられず、「市民の安心安全、社会経済活動の回復の取り組みを優先させる」と述べ、芸術祭の遠山昇司ディレクターと協議の上、中止を決めたことを明らかにした。

 市国際芸術祭開催準備室によると、芸術祭の開催経費は約5億8千万円。開幕直前の延期のため、ほとんどは支出済みで、改めて開催すれば人件費などで約5千万~6千万円かかることもネックの一つという。

 一方、コロナ対策を講じるため、予定より2週間遅れの今月17日に開幕する横浜市の「ヨコハマトリエンナーレ」。市担当者によると、作品は展示がメインで、パフォーマンスは距離を置いて見せるなどし、入場者も予約制にして密を避けることで開催にこぎつけたという。

 消毒液の設置や監視員を増やすなどの感染予防策の費用が多少かかり、入場料収入も予定よりも減る見込みだが、交歓会の中止や広報費の圧縮で、当初の10億円規模の予算内で収まるとしている。

 今年は東京五輪の関係で全国で自治体が関わる国際芸術祭が目白押し。コロナ禍で丸々1年延期を決めたところもある。

 房総里山芸術祭の事務局がある千葉県市原市の担当者は「コロナから立ち直っていくことも1年後にアートで表現したい」と話す。

 しかし、さいたま市はメイン会…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。

2種類有料会員記事会員記事の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら