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 ロッテの清田育宏は、2度目はしくじらない。

 2日の楽天戦。同点とされた直後の三回1死一、三塁。追い込まれてから外角へのツーシームに、しぶとくバットを合わせた。一、二塁間を抜ける勝ち越し打。前の打席は同じ球種を打って、併殺打だった。「2打席連続ダブルプレーは避けたかった」。いぶし銀の働きを見せた。

 2010年、新人ながら3位から日本一となった「下克上」の立役者になった。15年には外野手のベストナインを獲得。ただ、近年は若手の台頭や新戦力の加入があり、今季で4年連続の開幕スタメン落ちとなった。

 それでも、34歳は腐らない。「チャンスがあればどこでもいい」と今季から一塁の練習を始めた。黙々と取り組むタイプだが、後輩へのアドバイスも怠らない。6月の練習試合では試合前に助言した新人佐藤都志也が本塁打を放った。清田自身も6月30日の試合で本塁打を放つなど猛アピール。相手の先発左腕に合わせて出場機会を増やし、この日が6試合目のスタメンだった。

 首位キープと好調のロッテ。今季12球団最多の7選手が新加入した。一方で、その陰で支える生え抜きの存在も忘れてはいけない。(室田賢)