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 ロシアで憲法改正の是非を問う「全ロシア投票」は1日に開票され、賛成が過半数を大きく超えた。改憲でプーチン大統領の5選出馬も可能になり、政権は「勝利」を宣言した。だが、「プーチン後」を描けないロシア社会の閉塞(へいそく)感も浮き彫りになった。(モスクワ=石橋亮介、喜田尚)

「書くべきじゃない項目ばかり…」

 「私はロシア人だから賛成した。ロシアは私のことを守ってくれるんだから」。マーケティングアドバイザーのエフゲニーさん(41)は1日、モスクワ中心部の投票所でこう話した。

 「全ロシア投票」が始まったのは、第2次世界大戦の対独戦勝75年を祝う軍事パレードの翌日の6月25日。当初4月22日に予定されたが、新型コロナウイルスの感染が広がった3月、延期されていた。新型コロナ対策で密集状態を避けるため、投票が7日間も続いたことが高い投票率につながったとみられる。

 今回の改憲案には、現任期が切れる2024年以降もプーチン大統領の続投を可能にする条文のほか、最低賃金の保障や医療の充実など200項目以上もの条文が新たに盛り込まれたり、書き換えられたりした。プーチン氏支持者の多い保守層を意識した「祖国防衛の偉業への軽視を許さない」「結婚は男女のつながり」といったイデオロギー的な規定もふんだんに加えられた。

 中には「動物に対する責任ある姿勢の醸成」に言及する条文も。反対票を投じたというIT技術者のマクシムさん(50)は「憲法に書くべきじゃない項目ばかり。(改憲の)真実を隠している」とあきれた。

 国営テレビでは、改憲案が議会…

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