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 東南アジア各国が、新型コロナウイルス対策として制限してきた国際的な往来の再開を模索し始めている。経済的に深くつながる近隣の国同士で自由な往来を認め合う「トラベルバブル」という枠組みが注目されている。取り組みが先行する欧州やオセアニア地域を参考に、ビジネス目的の往来だけでなく、経済成長を牽引(けんいん)してきた観光業を回復させたい思いがある。

 トラベルバブルとは、感染封じ込めに成功した近隣の国同士が協定を結んで一つの「泡」の中に入り、隔離などの制限なしに自由な移動を認め合おうという枠組みだ。ニュージーランドのアーダーン首相が3月に都市封鎖を始める際の記者会見で「ステイ・イン・ユア・バブル」と述べ、家族や同居人など親しい人だけの空間にとどまるように求めた時の「泡」という表現が語源とされる。

 5月上旬にはニュージーランドと豪州がトラベルバブル実施の検討を表明。同15日にはバルト3国のエストニア、ラトビア、リトアニアが導入し、域内での移動が制限されていた欧州連合(EU)内でいち早く往来を再開させた。

 東南アジア諸国連合(ASEA…

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