西尾邦明、加茂謙吾、生田大介
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、原則テレワーク(在宅勤務)としてきた多くの大企業。感染リスクが消えないなか、急きょ始まった「出勤しない働き方」がそのまま広がりつつあり、現場では試行錯誤が続いている。
拡大する歩行トレーニングのロボット開発に取り組むパナソニックの横矢真悠さん=名古屋市、横矢さん提供
6月上旬の午前9時過ぎ、パナソニックの開発部門に所属する横矢真悠さん(31)は名古屋市内の自宅のリビングで、21インチの画面に向かっていた。オンラインで社内会議に参加した後、ゲーム音楽を流しながら、名古屋大学と共同で進める歩行トレーニングロボットの開発作業に取り組んだ。「家ならランチも簡単に済ませられ、一人での作業はむしろ集中できる」
だが、3月末に在宅勤務が始まった当初は「実験機器が使えず、データを集められない。どうなるかと思った」と振り返る。職場となっている大学研究室に行けず、介護施設での実験も中断されたからだ。
在宅勤務の経験ゼロ、できることとは?
在宅勤務の経験はゼロ。自宅で…
この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。
この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。
この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。
この記事は有料会員記事です。
残り:1652文字/全文:2032文字
2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら
速報・新着ニュース
あわせて読みたい
PR注目情報