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 被害者から現金を受け取る「受け子」として特殊詐欺に関与したとして、警視庁は3日、住所不定、職業不詳の自称三原俊和容疑者(69)を詐欺容疑で逮捕し、発表した。容疑を否認しているという。

 受け渡し場所の町田簡裁(東京都町田市)に三原容疑者がTシャツにキャップ姿で現れたため、弁護士事務所員が来ると聞いていた被害者が不審に思い、別の事件の捜査手続きで居合わせた町田署員が気づいて職務質問したという。

 町田署によると、三原容疑者は共謀して1日、相模原市の女性(74)に次男や弁護士を装って電話し、「友人から預かっているお金を急きょ返さないといけなくなった」とうそを言い、町田簡裁を指定して「弁護士事務所の人が行くから」と伝え、女性から300万円を受け取った疑いがある。調べに対し、「荷物を運ぶアルバイトだと思っていた。中身が現金とは知らなかった」と供述しているという。

 女性は、弁護士事務所を名乗る三原容疑者に現金を渡す一方、確認のためうその電話をかけてきた「かけ子」にその場から電話。そのやり取りを聞いていた町田署員が三原容疑者に職務質問したという。