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 野生ゴリラの動画は、人がさわったり近くにいたりする「密」の状況の方がよく見られ、「いいね」を集める――。京都大のチームが動画共有サイト「ユーチューブ」を分析し、こんな傾向を明らかにした。だが本来、野生動物観察では、人と動物に共通して感染する病気の感染防止のため、距離をとるのが決まり。研究者は「ルール違反を助長する恐れがある」と懸念している。

 チームの大塚亮真・京大博士課程学生によると、アフリカのウガンダやルワンダなどに生息するマウンテンゴリラを観察できるツアーは世界中で人気があり、新型コロナウイルスが流行する前の平常時には、年間約2万人が現地を訪れていた。

 ツアーではゴリラと7メートル以上の距離を保つ規定があるが罰則はなく、ガイドも、数万円から十数万円の参加費を支払う観光客に強く注意できないのが現状だという。

 大塚さんらは、2007年から19年にユーチューブに投稿されたゴリラ観察ツアーの動画約280本を解析。このうち18%で人がゴリラにさわっており、41%で7メートル未満まで近づいていた。7メートル以上は18%だった。

 人とゴリラが同時に映っている動画の再生回数は距離が短いほど多く、7メートル以上では計5千回未満だったのに対し、接触しているものは計2万回以上。「いいね」ボタンが押された回数も、同じ傾向だった。

 人とゴリラはインフルエンザや…

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