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 3日午後、成田空港(千葉県)を出発した米・ユナイテッド航空機(ボーイング787)が、機体トラブルを理由に緊急事態を宣言して同空港に引き返した。この機体は前日にも2度にわたって同様に引き返し、緊急着陸していた。

 国土交通省成田空港事務所によると、同機は旅客機を使った貨物便として、サンフランシスコに向け、3日午後1時2分に離陸。約20分後、主翼にある前縁フラップ(高揚力装置)の不具合を示す計器表示が出たとして緊急事態を宣言し、同56分に着陸した。乗客はおらず、乗員4人にけがはなかった。

 この機体は2日午前、中国・北京に向けて成田を離陸した約50分後に同じトラブルで緊急事態を宣言し、成田に引き返した。その後の点検で問題がなかったとして、午後にはサンフランシスコに向けて離陸したものの、約40分後に再び同じトラブルで引き返した。いずれも乗客はいなかった。

 同じ機体が2日間で3度も引き返して緊急着陸するのは異例。現在1本で運用されている成田空港の滑走路は、緊急着陸に伴う点検のため計13分間閉鎖され、他の発着機が待機させられるなどして遅れた。(福田祥史)