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コロナQ&A(withコロナの暮らし編) 回答:柳優香弁護士

Q 学校が再開しましたが、分散登校です。休校中は職場の理解もあって仕事を休むことができ、補償も受けられました。分散登校で子どもを家で見ないといけない場合、補償は受けられるのでしょうか。

A 労働基準法によると、労働者は、使用者の都合によって休業を余儀なくされた場合、使用者から休業手当を受け取れるとされていますが、ご質問のケースはこれには該当しないため手当の対象にはなりません。

 しかし、国は「新型コロナウイルス感染症による小学校休業等対応助成金」を創設し、小学校が臨時休業した場合や放課後児童クラブ、保育所などから利用を控えるよう依頼があった場合など、保護者として子どもを世話する必要が生じた労働者に対しては有給休暇を取得させた事業主が助成金を受けられるようになりました。個人事業主にも同様の支援金があります。

 詳細は、厚生労働省のウェブサイト(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/pageL07_00002.html別ウインドウで開きます)などでご確認ください。ちなみに、この有給休暇は、労働基準法で定められた年次有給休暇とは別の制度となります。そのため、通常の有給休暇は残しておくことができます。

 ただし、労働者自身が直接申請できる制度ならいいのですが、事業主が申請し助成を受ける制度となっています。そのため、事業主にこの制度の利用をするようお願いしてください。

 事業主が申請してくれない場合には、労働局から事業主に対して直接、申請を働きかけてもらうこともできますので、お近くの労働局にご相談ください。

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 やなぎ・ゆか 2007年弁護士登録。日弁連子どもの権利委員会人権救済小委員会座長、福岡県弁護士会刑事弁護等委員会依存症PT委員。