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 東大寺は耐震工事のため拝観停止中の戒壇堂に代わり、4日から通常非公開の千手堂を特別公開する。3日、報道陣向けの内覧会があった。公開は約3年間の予定(2月中旬から3月1日は修二会のため拝観停止)。

 千手堂は戒壇堂の西側に位置し、寺によると鎌倉時代の学僧・円照(えんしょう)上人が建立した。戦国時代に三好・松永の戦いの兵火で焼失したが、江戸時代初期に再建。本尊は千手観音立像で、四天王立像(いずれも国重要文化財、鎌倉時代)と共に厨子(ずし)に納められた姿で見ることができる。東大寺で戒律を授けた鑑真和上坐像(国重文、1733年)なども安置されている。

 千手堂が公開されるのは2013年以来7年ぶり。寺の森本公穣(こうじょう)庶務執事は「新型コロナウイルスで不安の日々を送っている方々にお参り頂き、心穏やかになってもらえれば」と話した。拝観料は中学生以上600円、小学生300円。拝観時間は午前8時半~午後4時。(根本晃)