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 茨城県は3日、新たに男女6人が新型コロナウイルスに感染したと公表した。県内の検査で判明した感染者の公表で6人を超えるのは4月17日(8人)以来。県内の感染者は計182人(死亡10人)になった。

 県によると、6人のうち4人は、千葉県に発生の届け出があった新型コロナ感染者の濃厚接触者。いずれも20代の女性で、美浦村の2人と竜ケ崎保健所管内の1人、龍ケ崎市の1人。4人は同じ専門学校の学生で、軽症だという。

 ほかに、40代の男性公務員=つくばみらい市=と20代の男性派遣社員=つくば市=の感染も判明した。

 男性公務員は、つくばみらい市の職員で6月29日に勤務した以降は自宅待機していた。事務職で住民との関わりは少なかったという。肺炎の症状があり中等症で3日から入院している。感染経路は現時点で不明。男性派遣社員は、6月22日からの週に都内で食事会に参加していた。軽症だという。

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 つくばみらい市の小田川浩市長は3日夜に会見した。感染した職員と同じ課で働く23人を13日まで在宅勤務としたほか、職員のいた伊奈庁舎を消毒作業のため一時閉庁したという。6日は通常通り開庁する見通し。(片田貴也、谷口哲雄)

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 東京都内の新型コロナウイルス感染拡大などを受け、茨城県は3日、独自の指針「茨城版コロナNext」に基づく対策のレベルをステージ1(感染が抑制できている状態)から2(おおむね抑制できている状態)に引き上げたと発表した。感染防止と経済を両立させるため、これまでの対策内容を見直して、2でも外出自粛や休業要請はせず、学校は通常登校を続ける。

 都内の感染状況や、この日の県内の新規感染者数などを考慮すると、判断指標の3項目がステージ2相当になった。夕方の対策本部会議後に会見した大井川和彦知事は「第2波がすぐそこまで迫っている。3月下旬に似た状況」と述べた。その上で都内への移動・滞在に慎重な対応を求めた。

 他方、これまでの対策指針について、「すべてに『やめて下さい』というもので、経済的痛手が大きい」と発言。見直しでは、ステージ3(感染拡大)でも規制は高齢者や妊婦らの外出自粛のみで、外出自粛や休業要請、イベント自粛、休校は最も厳しいステージ4(感染爆発)になってからとするという。

 県は休業要請しない代わりに、各店などが感染防止対策を掲示し、感染が出た場合に利用者にメールで通知する「いばらきアマビエちゃん」の活用を図る。さらに、検査態勢を強化し、今月中に1日700件、9月までに1日1100件とし、新規感染者の周りの人は症状がなく、濃厚接触者でなくても検査するとした。(古源盛一)