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 米プロフットボールリーグ(NFL)のワシントン・レッドスキンズは3日、チーム名を見直すと発表した。先住民のネイティブ・アメリカンを示す「赤い肌」という名称は長年議論の対象になってきたが、大口のスポンサーから要請を受け、変更を検討することになった。

 迫害を受けながら生活を守ろうと戦ったネイティブ・アメリカンは勇敢さの象徴とされ、1933年からチーム名に使われてきた。ただ、ミネソタ州で黒人のジョージ・フロイドさんが白人警官の暴行で死亡して以降、米国では差別を想起させるものを見直す動きが続いている。

 この流れに沿い、ホームスタジアムの命名権を持つ物流大手フェデックスは2日、チーム名の変更を要請。同社は1998年、2025年までの契約で2億500万ドル(220億円)を支払っており、見直しに影響を与えた模様だ。

 チームはこれまで改称に否定的だったが、声明で「最近各地で起きている出来事や地域社会からのフィードバックを踏まえた」と説明。改称を訴え続けてきたアメリカンインディアン国民会議は「大きな突破口だ。部族の指導者や支援者、市民らが数十年にわたって努力してきたおかげだ」と歓迎する声明を出した。(ニューヨーク=藤原学思)