拡大する写真・図版川崎―鹿島の試合会場、等々力陸上競技場には、サポーターの顔写真を貼った風呂おけが並ぶ「桶(オーケ)ストラシート」が設置された=加藤諒撮影

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 新型コロナウイルスの影響で中断していたサッカーJ1リーグが4日、約4カ月ぶりに再開した。全試合無観客試合で行われるなか、各クラブは応援を工夫。川崎―鹿島戦の会場の等々力陸上競技場には、試合前からサポーターのいないスタンドに水色の風呂おけが並んだ。選手たちはピッチに入ると、ウォーミングアップ前に、そのおけの方向に向かって一礼した。

 「桶(オーケ)ストラシート」と銘打たれ、クラブが1個3千円で400席を販売した。サポーターから顔写真のデータを受け付け、それを水色の風呂おけに貼る。そのおけをスタジアムの空席に並べた。サポーターに青く染められるいつものスタンドの風景に近づけられないか、考えた結果だという。

拡大する写真・図版川崎―鹿島の試合会場、等々力陸上競技場では「次はフロンターレから勇気と笑顔を」と書かれた横断幕が掲げられた=加藤諒撮影

 このクラブと風呂おけの関係は縁深い。クラブは2010年から、川崎市内の銭湯の利用促進キャンペーン『いっしょにおフロんた~れ』という活動に取り組んできた。17年のJ1初制覇時には、会場に優勝のシャーレ(皿)が準備されていなかったので、代わりに選手たちは風呂おけを掲げて歓喜した。(堤之剛)

拡大する写真・図版川崎―鹿島の試合会場、等々力陸上競技場には、サポーターの顔写真を貼った風呂おけが並ぶ「桶(オーケ)ストラシート」が設置された=加藤諒撮影