[PR]

 異国のスタジアムで「いとこ対決」が実現した。4日、プロ野球ヤクルト―DeNA戦(神宮球場)の五回無死、ヤクルトのアルシデス・エスコバー(33)と、いとこにあたるDeNAの左腕エドウィン・エスコバー(28)が対戦した。

 ともにベネズエラ出身。A・エスコバーは大リーグで2015年に遊撃手としてゴールドグラブ賞を獲得した名手で、今季から日本にやってきた。E・エスコバーは来日4年目。昨季は主に中継ぎとしてリーグ最多74試合に登板した剛腕だ。

 直接対決を意識したのは、日本での経験が長いE・エスコバーの方か。自慢の直球で押しまくり、変化球は1球のみ。6球目には156キロをマークした。フルカウントからの9球目、154キロで右飛に仕留めた。

 A・エスコバーは春季キャンプ前にあったヤクルトへの入団会見で、「彼から『日本の野球は楽しめるよ』と聞いて日本でプレーしてみようと思った。投手がボールを散らしてくることなど日米の野球の違いも教えてもらった」と語っていた。

 日本球界の先輩として貫禄を示した形のE・エスコバーは「彼は家族だし、特別な対戦になった。日本のプロ野球という舞台で対戦できたことは素直にうれしかったし、内容もよかった」と語った。(竹田竜世)