[PR]

 仕出し弁当などを販売する兵庫県姫路市北条の老舗食品会社「まねき食品」が、多人数でも安心して一緒に弁当を食べてもらおうという「お弁当シールド」を開発し、販売を始めた。紙と透明フィルム製で、組み立てて弁当の三方を囲むように置いて空間を確保する。

 日本で最初に幕の内駅弁を販売したという同社では、仕出しの会席料理や駅弁などの弁当を販売しているが、新型コロナウイルスの影響で駅弁や法事などの会食需要が激減している。

 今年2月、6月に開かれる学会から500食ほどの注文があったが、結局は中止に。しかし注文の際、「何か安心して会食できるようなものはないのか」と問われたことから社員たちがふたを利用するなど検討、試作を重ねて、お弁当シールドに行き着いた。

 折りたたんで持ち運びもできるシールドは、広げると高さ30センチ、横42センチ、奥行き21センチ。10秒ほどで組み立てられる。紙の枠の内側は透明のフィルムで、開放感を維持した。ウイルスを完全に防ぐものではないが、「飛沫(ひまつ)を防ぎ空間を確保することで安心感を得られて、楽しく会食していただけるのでは」と担当者。

 弁当を販売している同社の店舗や本社などで販売。1枚150円で、弁当と一緒に購入すると100円。問い合わせは同社(079・224・0255)。(伊藤周)