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 新型コロナウイルスの影響で中止された岡山県高校総体の代替大会が4日、バドミントンを皮切りにスタートした。陸上やサッカーなど計21競技で開かれる。高校最後の大会となる3年生も多く、様々な感染対策がとられた会場は静かな熱気に満ちた。

 大会日程は授業への影響などを考慮し、土日祝日を中心に8月12日まで。体操や水泳、ラグビーなどは開催しないことを決め、相撲は開催の可否を検討中。4日に始まったバドミントンは団体戦を見合わせ、例年7日の日程を4日に短縮し今月12日まで行われる。

 この日は岡山市総合文化体育館(岡山市南区)などで男女シングルスがあり73校566人が参加。保護者や応援生徒は入場できず、選手も自身のゲームが近づくまで会場に入れないという人数制限が敷かれた。

 倉敷翠松(すいしょう)の岡本侑大(ゆうた)副主将(3年)は中止となったインターハイが目標だった。県高校総体の中止を聞いたときは「夢の舞台が無くなり、悔しくて立ち直れなかった」。代替大会の開催を知ったときも「全国へつながらない大会に意味はあるのか」と素直に喜べなかった。

 それでも再起したのは、「後輩に落ち込む姿は見せられない」「仲間とプレーできる最後の機会」と切り替えたからだ。「悔しさをバネに全力で挑む」と、最後の大会に臨んだ。

 ゲーム以外はマスクを着け、大声でのプレーやハイタッチはしない規制もあるが、選手たちは力いっぱいプレーしていた。県高体連バドミントン専門部の森尚貴部長は「最後の晴れ舞台。力を出し切って欲しい」と話した。(田辺拓也)