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 愛知県美浜町の南知多ビーチランドで4日未明、開園当初から40年間、イルカショーで来園者を楽しませてきた雌のハンドウイルカ「ローラ」が死んだ。園によると、推定43歳。国内で飼育されているハンドウイルカでは4番目に高齢だった。死因は腎不全とみられるという。

 園最年長のローラは1980年の開園当時のショーを知る唯一のイルカ。「ボールキック」が得意で、2012年の人気投票では1位に輝いた。ハナゴンドウの「ネオ」との間に生まれた交雑種の雌「プリン」の母親でもある。5年前から腎不全の初期治療を始め、今年5月からはショーの出演チームから外れ、治療に専念してきたが、数日前に症状が悪化したという。

 園は5日から今月末まで、海洋館・生態観察室に遺影と献花台を設置する。飼育員の桜井夏子さん(41)は「我が道を行く、一生懸命なイルカでした。高齢とはいえ、非常に残念です」と悼んだ。

 1993年生まれの娘プリンは、やはりショーを32年間支えた父親のネオを病気で4月に亡くしたばかり。わずかな期間に両親を失ったが、4日のショーでも大きな水しぶきを飛ばして歓声を浴びるなど、親譲りの人気者に育っている。交雑種としての飼育記録も世界最長を更新中といい、注目を集めている。(嶋田圭一郎)