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 富山県高岡市末広町の高岡関野神社で5日、罪やけがれをはらい心身を清める「夏越の大祓(おおはらい)」があった。氏子ら20人ほどが参加し、茅(ち)の輪をくぐるなどして無病息災を祈願。半年ぶりに神社の恒例行事「昼粥(がゆ)講」も開かれ、新型コロナ禍での健康について考えた。

 拝殿前に置かれた茅の輪は直径約2・5メートル。参加者は、「水無月(みなづき)の夏越の祓する人は千歳の命延ぶと言うなり」と唱える禰宜(ねぎ)の酒井晶正さん(62)に続いて茅の輪を左、右、左回りの順に3回くぐった。その後、拝殿内で1センチほどに切った和紙と麻を体に3度振りかけてけがれを払った。

 昼粥講は約10年前から月に1回程度開いてきたが、新型コロナの影響で自粛していた。この日は東京芸大名誉教授の三田村有純さんらを招待。参加者は、特別に作られた発芽玄米の粥を食べ、漆の抗菌作用について話す三田村さんの講演に耳を傾けた。

 酒井さんは「けがれを払った後に体に良いものを食べる。コロナと共生する時代ならではの儀式になったかな」と話した。(田島知樹)