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 5日に投開票された東京都知事選で、現職の小池百合子氏(67)が再選を確実にした。落選が確実になったれいわ新選組代表の山本太郎氏(45)は5日夜、都内で記者会見し、「百合子山を越えられなかった自分の力不足が悔しい」などと選挙戦を振り返った。

 午後8時20分過ぎに新宿区の貸し会議室に姿を見せた山本氏は、着席すると飲み物を口に含み、「いやー、強かった。百合子山。高かった百合子山、という感じです」と切り出した。

 自身の訴えが十分に広がらなかったことについて、「五輪(開催の是非)など争点がなかったわけではない。テレビ討論会が開かれず残念だった」と語った。

 山本氏は早くから野党統一候補に名が挙がっていたが、消費減税をめぐる方針の違いで調整がつかず、告示3日前にれいわ公認での立候補を表明した。

 山本氏は5日夜の会見で、国政野党が候補者を一本化できなかったことについて、「一本化して勝てるなら一本化するが、勝てないのなら意味がない」と語った。れいわが5月に独自で実施した情勢調査では、小池氏が山本氏や宇都宮氏を10倍近く引き離していたという。

 「消費税廃止」や「最低賃金1500円」などを掲げて2議席を獲得した昨夏の参院選に続き、現金給付や事業補償など「生活の底上げ」を訴えた。他党の国会議員も応援に駆けつけたが「れいわ旋風」の再来とはならなかった。

 2期目を迎える小池氏に対しては、コロナ禍の災害指定を国に求めることや、コロナ禍による損害の補塡(ほてん)、検査能力の拡充などを求めた。

 今後の選挙への立候補については「次の選挙は一番直近の衆院選」と述べ、れいわとして100人程度の擁立をめざす方針についても「変わらない」とした。(荒ちひろ)