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 5日の巨人戦で来日初先発し、来日初安打を含む3安打を放った中日のキューバ人捕手、アリエル・マルティネスの活躍について、球団の加藤潤通訳が寄稿した。

     ◇

 「利発そうな子だな。この子なら大丈夫かな」。初めてアリエルに会った際の印象だ。野球界で通訳を始めてから捕手を担当するのは初めて。やるべきことの最低ラインを「言葉が分からずにあたりまえのプレーができないという状況をつくらない」に置いた。

 まずは捕手としてグラウンドで頻繁に使う日本語を教えた。外野からの送球を内野手が受ける時、キャッチャーは彼らにカットの位置を伝える。「左、左!OK!」。送球がそれる。「カット!」。彼からも逐一質問がとぶ。「bajitoはなんて言うの?」「低く、だよ」「virajeは?」「けん制」。覚えた単語をすぐにグラウンドで使う。それを繰り返す。

 来日当初、捕手としての技術は…

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