[PR]

 奈良県教育委員会が、小中高校で勤務できる臨時講師や学習指導員を募る人材バンクを開設した。新型コロナウイルスによる休校で、学習の遅れが心配される子どもたちの授業や補習の指導にあたる。今後、元教員や教員志望の学生らに登録を呼びかけるという。

 県教委によると、人材バンクの費用は計約7億8千万円で、県の6月補正予算案に計上していた。文部科学省も4月に人材バンクを設置し、6月26日までに1万4千人あまりが登録しているが、県でも率先して人材確保にあたるため、独自に人材バンクを設置した。

 国は、次年度に学習を繰り越せない小学6年生と中学3年生の学級を少人数学級に再編成し、教員を追加配置して手厚く指導するよう求めている。このほか、新型コロナウイルスの第2波で教員が感染しても、代わりの教員を確保しやすくする狙いもあり、臨時講師の応募数に上限は設けていない。

 臨時講師のほかにも、夏休みの短縮で負担が増える教員をサポートするために、放課後の補習にあたる学習指導員約550人や、授業の準備などを補助するスクール・サポート・スタッフ約140人の登録も呼びかけている。臨時講師と違い免許は必要なく、一般からも募るという。

 登録は専用サイト(https://forms.gle/tgddV3dqcGPi8GcG8別ウインドウで開きます)から。登録後は、県や市町村の担当者が希望の人材に条件を提示。登録者が承諾し、面接などの選考に合格すれば採用される。採用期間は、来年3月末まで。

 問い合わせは、臨時講師、スクール・サポート・スタッフが県教委教職員課(0742・27・9844)、学習指導員については同学校教育課(0742・27・9853)。(渡辺元史)