拡大する写真・図版事務所の入ったビルの前に立つ弁護士の遠藤比呂通。日雇い労働者がつぶやいた、「日本に憲法があるんか」という言葉を日々、問い続けている=大阪市西成区

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 遠藤比呂通(ひろみち)(60)は、日雇い労働者の街、釜ケ崎(大阪市西成区)のそばで弁護士事務所を構える。36歳で憲法学者(東北大助教授)の職を捨てて、移り住んだ。

 コロナ禍の中で仕事を失ったり、ネットカフェの休業で居場所がなくなったりして、セーフティーネットからこぼれ落ちる人々が生まれている。この状況を遠藤がどう見ているのかを知りたくて、6月上旬、釜ケ崎を訪ねた。

 「釜ケ崎の全国化が起きているということでしょう」

 いつ首を切られるかもわからない不安定雇用で成り立つ社会のもろさが、コロナ禍で可視化されたと、遠藤は言った。

 日雇い労働者として建設現場や…

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