千葉卓朗
全世界で同時に一時生産が止まった自動車業界。新型コロナで、どんな影響が広がり、何が変わるのか。自動車産業専門調査会社「フォーイン」(名古屋市)の久保鉄男社長に聞いた。
――前例のない事態になりました。
「2008年のリーマン・ショックの時は、世界の新車販売台数は危機の発生から約1年で10%ほど減りました。しかし、今回は世界同時に短期集中的に生産と販売が止まりました。欧米や中国など自動車の生産販売の主要国がもろに影響を受けました。世界販売は年間で前年より20%以上減るとみています。かつてない減り方です」
「ただ、世界の自動車保有台数は約14億台。かりに20年に1回買い替えるとして、単純計算で年間約7千万台の代替需要があります。自動車は人類と共存共栄し、保有台数を着実に増やしてきました。自動車産業は、非常に安定した産業といえます」
――どんな影響が出ていま…
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