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 ノーベル文学賞作家の川端康成(1899~1972)の未発表の手紙2通が見つかった。作家を志した学生の遺族に宛てたもので、文学の道の厳しさを無名の若者に説いている。研究者は「川端が一般の人にも丁寧に接していたことを示す珍しい資料だ」と評価する。

 6日に公開されたのは、作家を志した学生の妹・谷本久子さん(98)に宛てた手紙。和紙の便箋(びんせん)計7枚に筆で書かれ、久子さんが約80年間保管していた。孫の宮武慶之さん(37)によると、久子さんの兄・寛(ゆたか)さんは自作を川端に送ったことがあり、兄の訃報(ふほう)を知らせた久子さんへの返信とみられる。

 1通目は1942年11月に書かれた。兄の遺志を継ぎ、文学者を志した久子さんに対し、「将来有望の御才能認められますならバ何かと御役に立つ事に致しませう」と申し出る一方、「文学ハ極めて特殊な者の道」「見込みなけれバ御断念下さい」と厳しい言葉も伝えていた。

 43年6月に書かれたとみられ…

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