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 日本銀行は、国指定重要文化財である日銀本店本館内を3Dや仮想現実(VR)の映像で様々な角度から楽しめるコンテンツをつくり、ホームページ上で公開した。新型コロナウイルスの影響で見学できない状況が長引いているため、「バーチャルのツアーで多くの人に楽しんでほしい」としている。

 コンテンツは「おうちで、にちぎん」(https://www.boj.or.jp/announcements/education/ouchi.htm/別ウインドウで開きます)。一般社団法人「VR革新機構」が撮影してつくった映像で、マウスをクリックすれば映像上で館内を移動でき、周囲360度を見渡せる。かつて総裁が使っていた椅子や地下金庫の扉などの宝探しも楽しめるほか、館内を紹介する動画も用意している。

 1896年竣工(しゅんこう)の日銀の本店本館は、日本の近代建築の基礎を作った建築家の辰野金吾が設計を手がけ、1974年に国の重要文化財に指定されている。

 免震化工事のため17年秋から原則、本館内部の一般公開はしていないが、本店の別の建物などの見学ツアーは継続し、昨年度は1万9千人が訪れた。工事が終了したため今春に本館内部も公開する予定だったが、感染拡大を受けて公開は先送りとなり、見学ツアーも中止になっている。(寺西和男)