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 新型コロナウイルスに負けない「新しい学校生活様式」を考える授業に取り組んできた大分県佐伯市長島町3丁目の市立渡町台小学校(河野雄二校長)の6年1組の児童34人が、学びの成果をA4判のリーフレットとポスターにまとめた。1日には、宗岡功・市教育長をクラスに招き提案した。

 授業のきっかけは北九州市での感染再燃。政府が出した新しい生活様式は、学校生活では守るのが難しいと考え、自分たちが守れる新しい学校生活様式を作ろうと子どもから声が上がり、担任が応えた。

 子どもたちは新聞やインターネットなどで情報を集め、学校生活の中で感染予防に大事なことを考えた。専門的な視点から意見も取り入れようと、大分赤十字病院の感染対策チーム(大分市)に内容などの監修を依頼、助言を受けた。

 新しい学校生活様式は、コロナに負けない合言葉として「うつさない もちこまない」を掲げ、予防の二つの鉄則として①マスクの着用(鼻から口を覆う)と②手洗い(石鹼(せっけん)を使ってよく洗いハンカチでよく拭く)の徹底を提案。「登下校」や「生活」、「授業中」、「給食時間」など、学校生活のさまざまな場面で、感染を予防するための注意点を盛り込んだ。

 子どもたちは「新しい学校生活様式の内容を同校や市内全体、県全体、できれば全国に広げてほしい」と望む。宗岡教育長は「リーフレットの内容は細かいところまで考えていてすばらしい。市内の小中学校に配って参考にしてもらうし、広げることを約束したい」と評価した。

 担任の吉武諒(まこと)教諭(36)は「授業を通じて子どもたちはコロナを怖がるのではなく、きちんと予防すれば大丈夫との理解が深まったように思う」と説明した。

 洌鎌梛愛(すがまなお)さん(11)は「完成したリーフレットとポスターが第2波、第3波の感染予防につながってほしい」と話した。(佐藤幸徳)