イタリア映画「ニュー・シネマ・パラダイス」などの音楽を作曲したエンニオ・モリコーネさんが6日朝、ローマの病院で死去した。91歳だった。同国メディアが同日報じた。

 1928年ローマ生まれ。国立音楽院を卒業後、60年代から映画音楽の作曲を続けた。映画「荒野の用心棒」「夕陽(ゆうひ)のガンマン」などのマカロニウェスタンの音楽を担当して注目され、87年の「アンタッチャブル」でグラミー賞を受賞。シチリア島出身の映画監督の男が、映画にのめり込んだ自分の少年時代を郷愁とともに追憶する「ニュー・シネマ・パラダイス」(88年)で世界的名声を得た。

 長年の映画音楽への功績がたたえられ、2007年に米アカデミー賞の名誉賞を受賞。16年には「ヘイトフル・エイト」で作曲賞を受賞した。

 伊紙レプブリカによると、数カ月前まで映画音楽の作曲を続けていたが、数日前に転倒して大腿(だいたい)骨を骨折し、治療を受けていたという。(ローマ=河原田慎一)