コロナ禍のストレスを発散してもらおうと、新潟県阿賀野市の特産品・安田瓦のメーカー「丸三安田瓦工業」が、投げたり、たたいたりして瓦を割ることができる体験企画を始めた。同社の遠藤和人社長(48)は「閉塞(へいそく)感がある中、瓦を割って、たまった悪い気を吐き出してほしい」と話している。
企画は、県民限定の完全予約制で6月23日から始めた。コロナにちなみ567円で2枚の瓦を割ることができる。瓦を専用の箱に投げ入れて粉砕する「投げる爆音コース」と、グローブを着用して重ねた瓦を手でたたき割る「割って発散コース」を用意した。
割る瓦は製造過程でゆがみや傷が生じ、製品にならなかったもの。事前に職人が、瓦の内部にのみ亀裂が入るようたたいており、割りやすくなっているという。割った瓦は、庭や駐車場などに用いる粒状の敷石として再利用する。
新潟市秋葉区から訪れた戸川…

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