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 夏の選手権大会中止を受けて開催する奈良県高校夏季野球大会(県高校野球連盟主催、朝日新聞社など後援)の組み合わせ抽選会が6日、田原本町の県立教育研究所であり、全37チームの対戦相手が決まった。18日午前8時半からの開幕試合は登美ケ丘・国際―畝傍となった。順調に進めば、8月5日に決勝がある。

 抽選会は各校の責任教師と主将が参加。前後左右を1席ずつ空けて着席した。昨秋の県予選で4強入りし、今大会のシード権を手にした智弁学園、奈良大付、天理、奈良の各主将が初めにくじを引き、予備抽選で決めた順に各校の主将が続いた。奈良高専は学校の許可が得られず出場を辞退した。

 開幕試合に臨む登美ケ丘・国際の吉本温哉(はるや)主将(3年)は「まさか1試合目とはびっくり。雨も続いて調整が難しいと思うが、がんばりたい」。畝傍の島田優斗主将(3年)は「37チームあるうちですごい確率。ついてるなと思った。やってきたことを全力で試合に出したい」と話した。

 育成功労賞の表彰式もあり、高取国際の百合幸二郎監督(59)が受賞した。(平田瑛美)

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 開会式である選手宣誓は、今回は抽選会後にあった。新型コロナウイルス対策でステージ上のアクリル板越しに、一条主将の岸上夏樹斗(かぎと)君(3年)が思いを伝えた。

 コロナ禍で春季県予選、夏の選手権奈良大会と中止が相次いでも、伝えたい思いは「感謝」だった。「多大な尽力により大会が開催されることを心より感謝しています」

 休校期間が明け、3年生11人のうち3人が受験勉強に専念するため、大会前の引退を決めた。「会場に来られない3人に何かプレーで与えることができたら」と話す。宣誓に「戦う仲間がいることに感謝」「ぶつかり合う仲間がいることに感謝」とチームメートや対戦校への感謝も含めた。

 岸上君は「周りに感謝の思いを伝えられるよう3年生11人で考えました。大会に出られない選手の思いもくんで戦いたい」と話した。(平田瑛美)