トヨタ2000GTの部品復刻 「ボンドカー」も息長く
石塚大樹
トヨタ自動車は6日、往年のスポーツカー「トヨタ2000GT」の部品を復刻し、販売すると発表した。8月から注文を受け付ける。廃版となった部品を復刻させ、オーナーが今後も乗り続けられるようにする。
2000GTは1967~70年に337台しか作られなかったため、「幻の名車」と呼ばれる。最高時速220キロを誇り、多くのレースに参戦して三つの世界記録も作った。映画「007は二度死ぬ」で主人公のジェームズ・ボンドが乗った「ボンドカー」としても知られる。
復刻するのは、トランスミッションの部品など約10点。生産終了から50年が経ち、故障しても部品が手に入りにくいといったオーナーからの声を受けて復刻を決めた。転売を防ぐ目的などで、買えるのは2000GTのオーナーに限る。価格は未定。
トヨタは昨年5月、80~9…