[PR]

 南米ブラジルのボルソナーロ大統領が6日、新型コロナウイルスに感染していないか検査を受けた。38度の発熱があるといい、検査結果は7日昼ごろに判明する見通しという。ボルソナーロ氏は新型コロナを「ちょっとした風邪」などと軽視し、マスク着用などに反対していた。

 CNNブラジルによると、ボルソナーロ氏は新型コロナの特効薬だと主張している抗マラリア薬「ヒドロキシクロロキン」を服用しているという。

 ボルソナーロ氏の支持者がユーチューブで配信した動画では、公邸入り口に集まった支持者を前にボルソナーロ氏はマスクを着用して登場し、「誰も近寄らない方がいい」と述べた。肺の検査もしたが問題はなかったと語った。

 ボルソナーロ氏は新型コロナの感染拡大防止対策より、経済活動を優先する姿勢を示してきた。3日には、公共の場所でのマスク着用を義務化する法案が国会で可決されたが、ボルソナーロ氏は一部の条文について拒否権を発動。学校や商業施設での着用や、貧困層への配布に反対した。

 ブラジル保健省の発表によると、同国の6日夕までの感染者は162万3284人、死者は6万5487人。いずれも米国に次いで世界で2番目に多い。(サンパウロ=岡田玄)