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 体は接触せずとも、心のふれあいを――。大阪市の大衆演劇場で、終演後の役者とファンをビデオ通話でつなぐ試みが始まっている。もはや文化ともいえる終演後の「送り出し」が、新型コロナウイルスの影響でできなくなっての苦肉の策。名付けて「リモート送り出し」だ。

臨場感たっぷりのビデオ通話

拡大する写真・図版終演後のロビーで画面越しに手を振り、役者に声をかけるファンたち=2020年6月7日午後8時33分、大阪市北区の呉服座、尾崎希海撮影

 「純ちゃん、来たよお」「今日めっちゃよかった!」。午後8時半、終演直後の梅田呉服座(大阪市北区)に明るい声が響く。ファンが声をかけるのは、「純ちゃん」こと桐龍座・恋川劇団の恋川純座長ではなく、ロビーに置かれたパソコンだ。

 画面に映るのは、公演を終えたばかりの恋川座長。衣装や化粧もそのままに声援に応え、「また来てね」「ありがとう!」と大きく手を振る。

拡大する写真・図版楽屋から、画面の向こうのファンの声援にピースで応える恋川純座長=劇場提供

役者は「元祖・会いに行けるアイドル」

 送り出しとは、終演後のロビーや劇場の入り口に役者たちがずらりと並び、観客を総出で見送ること。大衆演劇には欠かせない定番のイベントで、「これを楽しみに来るリピーターも多い。大事な文化です」と同劇場の山崎理史(りひと)さん(37)はいう。

 お目当ての役者と握手や記念撮…

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