【動画】全米そして世界へ広がる黒人差別への抗議の声。#BlackLivesMatterとはなぜ生まれ、今も注目されるのか
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 黒人を指す英語の「ブラック」について、1文字目を小文字のblackではなく、大文字のBlackとする動きが米メディアで広がっている。白人警官が黒人男性のジョージ・フロイドさんを死なせた事件を機に米国で広がる人種差別を見直す動きの一環で、黒人を歴史や文化を共有するグループと認め、敬意を示す意味がある。

 AP通信は6月19日、「人種や民族、文化的意味合いで用いる場合、大文字のBlackを使う」という用語指針を発表した。「黒人と自認する人たちの間での、歴史やアイデンティティー、コミュニティーについての重要で共通の意識を伝えるため」とし、2年以上議論してきたとも明かした。

 大文字を使う動きは、今年5月に黒人男性がミネソタ州で亡くなってから加速した。全国紙のUSAトゥデーは系列の地方紙約260紙とともに、大文字を使うと発表。多くのメディアに記事を配信し、米国で広く使われる用語手引も発行するAP通信が続いたことで、さらに大きな影響があると見られている。ニューヨーク・タイムズも6月30日、大文字にすることを決めた。

大文字に、どんな意味がある?

 小文字から大文字に変わると、どのような違いがあるのか。2014年にニューヨーク・タイムズへの寄稿で大文字使用を訴えたテンプル大のロリ・サープス准教授は、「単純な変更だが、大きな意義がある」とする。小文字だと「黒色」を意味する形容詞だが、大文字なら固有名詞となるためだ。

 「黒人はアフリカから奴隷として強制的に米国に連れてこられ、ルーツを断ち切られた。その代わり、この地で言語や料理、ファッションなど新しい文化を育んだ」と語るサープス氏は、大文字にすることで、こうした文化を認める意味があるという。「事件後、気づかない間に人種差別や不平等に寄与するようなことをしていないか、見つめ直す動きが社会全体で起きている」と評価した。

 大文字での表記を求める声は長…

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