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 事件は、ある日突然起きる。もし自分や、自分の大切な人が巻き込まれたら――。人気漫画「鬼門街(きもんがい)」を描く永田晃一さん(45)は、作品を通じて、世の中の不条理さを自分ごととして考えてほしいと訴えている。執筆のきっかけは、親友の「理不尽な死」だった。

 2013年11月23日、東京都内の自宅で仕事中だった永田さんのもとに、友人から電話が入った。「マー君が意識不明の状態で発見されて病院に担ぎ込まれた」

 マー君は、地元・名古屋で保育園からの幼なじみの太田雅人(まさひと)さん(当時39)のことだ。電話の向こうでは、太田さんが事件に巻き込まれたと言っていた。理解できなかった。理学療法士として働き、真面目でけんかをするような人ではなかったはずだ。すぐに荷物をまとめ、新幹線に飛び乗った。

 夕方、到着した病院のベッドには、何本もの管が体につながった親友がいた。顔は3倍にも膨らみ、記憶にある顔ではなかった。布団から出た足だけが、見覚えがあった。永田さんは手を握り、泣き崩れた。

 翌日、親友は息を引き取った。

 愛知県警は太田さんを暴行した男らを逮捕した。

 後で分かったのは、事件当日、…

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