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 動物たちのエサ代がピンチです――。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う臨時休園などの影響で収入が大きく落ち込んでいる東武動物公園(埼玉県宮代町)が、園内で飼育する約120種類、約1200の動物たちのエサ代の確保に打って出た。新たにオンラインショップを開設し、オリジナルのTシャツやトートバッグを「グッズ付き応援プラン」として売り出す。

 東武動物公園は1981年3月に開園。動物園と遊園地、夏季限定のスーパープール(屋外)の三つが融合した「ハイブリッドレジャーランド」として根強い人気を保ち、来園者数は年間約130万人にのぼる。

 だが、臨時休園で、春休みや1年で最も来園者の多いゴールデンウィークの収入がほぼ断たれた。「4~5月で年間売り上げの約3分の1を失った」と同園。6月1日に営業を再開し、一般の来園者数は例年並みに戻りつつあるが、子どもたちの遠足や校外学習などが戻るのは秋以降で、感染拡大が収まるのが前提だ。

 そこに重くのしかかるのが年間約4500万円かかる動物たちのエサ代だ。

 1頭あたりの1日の量はアフリカゾウが干し草やキャベツなど70キロ、キリンが11キロ、ホワイトタイガーやライオンは肉6キロ、オットセイはアジ3・5キロ……。

 「応援プラン」のTシャツとトートバッグには、園内の動物たちが1日に食べるエサと1頭あたりの量が学べるかわいいイラストがデザインされている。Tシャツ(白か黒で、S、M、L、XLの4サイズ)付きが5千円、トートバッグ付きが3千円。売り上げから製作や販売の経費を除いた全額をエサ代にあてる。6月末時点で売り上げは約250万円に。同園広報担当者は「予想以上の反響でとてもありがたい」と話す。

 オンラインショップのアドレスは(https://www.fancy-fukuya.co.jp/shop/products/list.php?category_id=22別ウインドウで開きます)。問い合わせは同園(0480・93・1200)へ。(加藤真太郎)

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 東武動物公園のスーパープールは家族連れを中心に例年12万人が訪れ、夏シーズンの収益源の柱。同園は8月上旬のオープンを目指して準備を進めている。感染防止対策を徹底し、事前予約券の発行で入場者数を制限。イベントや浮輪などのレンタルは中止する。

 西武園ゆうえんち(所沢市)のプールは、18日から8月30日まで(7月20~22日は定休日)で営業する。事前のチケット購入で入場制限を行い、入場前にはシャワーの使用を誘導。ウォータースライダー用の浮輪もその都度消毒する。プール営業期間中は遊園地の営業を休止する。(加藤真太郎、日高敏景)