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 新型コロナウイルスの新規感染確認で、厳しい視線が注がれている夜の歓楽街。その業界の感染対策に奔走する手塚マキさん(42)に現状への思いを聞いた。19歳で新宿・歌舞伎町でホストを始め、今はホストクラブなど16店を経営する。同町商店街振興組合常任理事も務め、コロナ対策で行政と現場をつなぐ役割を担っている。

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 歌舞伎町のホストクラブに呼びかけて6月から、新宿区と対策について意見交換する場を設けてきました。区と繁華街の連絡会を立ち上げ、検査に積極的な店も増えました。私の経営店でも休業要請に応じたり、ガイドラインに沿った対策をしたりしています。

 ただ、歌舞伎町にはホストクラブは200軒以上あります。規模も違えば、台所事情やコロナ対策への意識や考え方も違います。刹那(せつな)的に生きている人が多いのも現実で、意識が高くない店もあります。

 都知事もマスコミも私たちを「夜の街」と表現します。これは、そこで働く人を社会から切り離すのかという問題をはらんでいないでしょうか。彼らが社会から突き放されたと感じれば、「俺たちは日陰者」と開き直りが生まれます。

 ホストたちは街の外に言葉を発信するのが得意ではありません。社会から批判されても「俺たちだって考えているんだ」ぐらいのことしか言えず、悪者のレッテルを貼られることにも慣れてしまっています。分断が生じれば、感染対策への協力は得られません。結果として社会全体のコロナ対策が遅れます。悪者を作っても感染者が減るわけじゃありませんから。

 対策では、今までグレーゾーン…

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