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 九州を中心とした大雨は各地に大きな被害をもたらした。避難生活が長引くことも想定される。静岡てんかん・神経医療センターは、避難生活などに不安があるてんかんのある人や家族らの相談を、当面24時間態勢で受け付けている。相談は電話番号(054・246・4618)かメール(307-support@mail.hosp.go.jp)へ。地域を問わず、全国から受け付けている。

 同センターの高橋幸利院長は、避難する場合には、抗てんかん薬など日常のむ薬を少なくとも約1週間分、しけないように密閉できるポリ袋に入れて持ち出すことを勧める。家に保管しておく分もしけないように、ポリ袋で密閉して2階など高いところに置いておくのがよいという。

 高橋さんは「避難生活が長引く場合は生活リズムを整え、睡眠時間を確保し、薬を忘れずにのむことが大切」と話す。慣れない環境での避難生活はストレスがたまる。できるかぎり、発作の原因となりうる睡眠不足にならないようにする。

 薬がなくなる前に、余裕をもってかかりつけの医療機関に連絡することが大切だが、厚生労働省の発表によると、7日午前の時点で、熊本県内で少なくとも20の医療機関が浸水や停電、断水の被害が出ている。通院先が被災した場合は、お薬手帳をもって、近所の医療機関に緊急的に薬の処方をしてもらうとよいという。(後藤一也)